私はどうしても他の教師のように、事前に準備をすることができひんねん。
実際にないものに対する想像力が貧困で、頭で先のことをシミュレーションして台本を考えるっていうのは不可能。 そやから、大抵の場合はぶっつけ本番に突入する。 それでも、教師に成り立ての頃や、それから数年間はあがいて、何とか事前に準備して行こうとしてた。 授業案やらも立てて、必死で臨んでた。 当然、理想はそういうの立ててた方がええし、そうすべきなんやろう。 でも、私は例外。 私の場合、もしそれをしてから授業に臨もうとしたら、1時間の授業の準備が数時間かかってしまう。 毎日延べ5時間分の準備をするとなると、準備だけで15時間とかってかかってしまうことになる。 しかも準備が要るのは、授業だけじゃない。 クラブや委員会、給食指導や掃除指導、班活動に、係活動、学級行事やら、学校行事、その他いろいろな準備が必要になっている。 職員の役割分担(校務分掌)もある。 そうなると、この私が準備をぬかりなくしようとすると、1日24時間共フルに使ったとしても、到底間に合わへん。 明日の用意をするのに、明後日も明明後日もかかってしまう。 これでは、教師生活自体が不可能になってしまう。 それでも、そうせねばならんと思ってがんばってた時もあった。 が、発達障害(ASとADHD)の診断を受けて、自助グループに参加したり仲間と話したりしてる内に悟りを開いてん。 私は私の方法でやっていくしかない。 それは、事前準備を諦めて、本番の本能にかけること。(^o^;) 幸い、ADHD的なひらめきはどうもあるみたいで、ぶっつけ本番には結構強いみたい。 授業では、どんどんいろんなことをひらめく。 極端に言えば、子ども達の前に立ったら、何かやるやろうって開き直り?(笑) そう発想を変えてからの方が、うんと自分も楽になったし、実際にもうまくいくようになってきた。 こうあらねばならない!というしばりを自分でほどいてきてるところかな。 これは、教師にとってはとても邪道であって、恐らく人に知れたら超ひんしゅくを買ってしまうと思う。 (って言いながら、ついに公表してしもてるしぃ・・・) それでも、今の私にはこうやって生き延びていくしかないねんわぁ。
by sakifoo
| 2006-05-06 13:53
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