始業式。

昨日は始業式。
のはず。
私の勤める学校でも、始業式。
のはず。

だけど、この私は家に居る。
4月から、私なりに一生懸命作り上げてきつつあった1年生のクラス。
残念ながら、泣く泣く手放してしもた。

理由は簡単には書けへん。
一つは体調不良。
目まいが激しくて、勤務に耐えられへん。

でも、それだけでもない。
が、今はね。

この日、私は猛烈に哀しかった。
悲しかった。
いつもは、始業式、子ども達の夏休みが終わるってことは残念やけど、それでも、2学期を迎えるに当たっていろんな準備をして、さあがんばるぞ!と気合いを入れて出勤する。
宿題の丸付けが大変やぁとか、運動会の準備がえらいこっちゃ~とか言いながら、職員と昼食を食べに行く。

もちろん、子ども達とは久しぶりに出会う。
真っ黒に日焼けし、一回り大きくなった子ども達。
お互い、ちょっとまぶしそうな表情でさあ、また2学期がんばろうって気合いがこもる。
山のように夏休みの工作やら、自由研究が集まる。
わいわい言いながら、名前をつけさせる。
集め物がいっぱいで、てんやわんやで提出させる。
あゆみ(成績表)も名前の順番に集める。
裏を点検。あ、印鑑忘れが2人。「もう一度持って帰ってここにはんこもらってきてね」
印鑑を押す場所にえんぴつで薄く○をして子どもに返す。

「先生、どっかりょこういったぁ?○ちゃんな、△△行ってんでぇ!」
「へ~そうな~ん?すごいや~ん。だれと行った~ん?」
「えっとな、えっとな、パパとママとな、aちゃんとbちゃんと、おばあちゃん」
・・・・・・。
延々話が続く、横から、次々、「わたしなあ、○○こうてもろてんでぇ~」
「△ちゃんとこのいぬなぁ、かしこいねんでぇ~」
わけわからんぐらい、自分も!自分も!と聞いてもらおうと、私にしゃべりかける。

チャイムの音。
「ああ、えらいこっちゃ!チャイムまでに行かんとあかんかってんわ」と心で慌てる私。
「みなさ~ん!もう並んで行かないと!ほらほら、となりのクラスももう出発しましたよ。大急ぎで背の順2列に並んでくださ~い」
イスをぶっ飛ばしてピューンと並ぶ子、きっちりイスを机の中に入れておもむろに並びに行く子、全然気付かず、ぼ~っとしてる子、「センセ~。トイレいっていいですか~?」と今頃聞きに来る子、「○ちゃんはよしいや~!」と友達にはっぱをかける子、人のイスまで直して回る子、並びに行ったものの、並ぶ順がわからずもめてる子、早く並んだのに友達にちょっかいかけて遊んでる子・・・。
そんな子達を何とか並べて体育館へ急ぐ私。
・・・・・・。

次から次へと光景が浮かぶ。
声が聞こえる。

でも、私は・・・・。
こうして、家にじいっと寝ている。

猛烈に寂しくて、猛烈に悲しくて、大泣きしてしまう。
1日中悲しくて、泣いて泣いて過ごす。

私は長距離の車通勤をしていた。
運転さえできなくなった今、もう通勤手段もない。
つまり、勤め続けるのはムリ。
取りあえず、3ヶ月の休職届けを出してるが、このままもう勤められへん可能性がとても高い。
こんな形で20数年の教師生活に幕を閉じるのが、猛烈に悲しい。

テレビのニュースで「今日は全国の多くの地域で始業式が行われました」という言葉と共に、映像が流れる。

つらい1日になった。
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by sakifoo | 2006-09-02 23:28 | その他
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